
ラジオ体操はヨガ・ピラティスの動きも
最近、様々な運動に興味を持ち、ヨガ・ピラティス・エアロビ・太極拳などのレッスン動画をyoutubeで探しては、まねごとをしてみています。
まずは、座学でしっかり観察し、後に動画を見ながら動きを真似してみます。すると、ヨガ・ピラティス・エアロビクスなどに入っている動きがラジオ体操にも、そのまま入っていることに気づくのです。
ラジオ体操でも筋肉痛になる
ラジオ体操は映像の通りに体を動かせば、体操が終わる頃には息が上がり、ゼイゼイ言っているくらいには強度の高い運動です。また、正しいフォームで行えば翌日や翌々日に筋肉痛がでるくらには、ストレッチや筋トレになります。
正しいフォームとは
では、ラジオ体操の正しいフォームとはどのようなフォームでしょうか?
例えばラジオ体操第一の2番目の足の曲げ伸ばしの動作。実は、かかとが床につくのはほんの数回で、ほとんどかかとは上がったままです。ですが、公園などでラジオ体操をしていらっしゃる方々を見ると、べた足で足の上げ伸ばし運動ををしていらっしゃる方がほとんどです。
他にも体を横に曲げる動作では、体が前かがみになっていて、真横に体を倒せていない方もいます。
また、体幹を回す運動では、腕を頭の上で回すだけで、お腹や腰を回せていない方もいらっしゃいます。
そのことに気づいて、正しいフォームで全身を動かしている方はどれくらいいるのでしょうか?
どこの筋肉に効く?
足の曲げ伸ばしは、簡易的なスクワットになっていますし、前屈や斜め前屈はもも裏やふくらはぎのストレッチになっています。
体を横に倒す動作や体幹を回す運動は、腹斜筋(ふくしゃきん)だけでなく、広背筋(こうはいきん)、脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)、腰方形筋(ようほうけいきん) 、大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)などの、広範囲の筋肉のストレッチや筋トレになっています。
50歳を過ぎたラジオ体操
50歳を過ぎたら、自分が思っているよりもはるかに自分の体を思い通りに動かせなくなります。ラジオ体操は中高年のための筋トレ、ストレッチとしては音楽が少し早めです。若い方なら全く問題なくついていけるスピードですが、50歳をすぎると音楽のスピードに体がついていけず、フォームが崩れがちです。
ですから中高年になったら、インターネットでラジオ体操を視聴し、0.75倍速にスピードを下げて体操をするのがおすすめです。
体を前屈したり、横にたおしたりする場面では、もうこれ以上曲がらないというところまで、ギューッと体を曲げるには少し時間がかかります。
また、足の曲げ伸ばしなども早い音楽に合わせて体操をすると、浅いスクワットになってしまい、足の筋肉があまり鍛えられません。
ですから中高年以降の方々がラジオ体操をする場合は、0.75倍速で行うことをおすすめします。
まずは鏡でフォームを確かめましょう
ラジオ体操は「正しいフォーム」で行うことが一番大切です。ラジオ体操を始めた翌日、翌々日に筋肉痛にならないようなら、あなたのフォームは間違っているかもしれません。
まずは、ラジオ体操を0.5倍速にして、かかとは上がっているか降りているか、腕の高さはどれに上げているか下げているか、背筋はどのように伸びているか、体はどれくらいの角度で曲がっているか、などなどを確認しましょう。そして、映像と鏡の中の自分の姿を見比べて、映像と全く同じ高さに腕や足を上げたり、体を倒したり反らしたりしてみてください。鏡で自分のフォームを見ると、ラジオ体操の女性達よりもはるかに体が硬いことに気づくでしょう。
まとめ
ラジオ体操第一第二は、正しいフォームで行えば、ヨガ・ピラティス・軽い筋トレに匹敵する、すばらしい体操です。ラジオ体操のレオタードの女性達くらいまで、精度の高い動きができるようになれば、ヨガやピラティスの予行演習にもなります。
まずは、映像と鏡をしっかり見ながら、姿勢が歪んでいないか、体、腕、足の角度が間違っていないかを確認しながら、正しいラジオ体操を行いましょう。
そうすれば、肩こりなどの体の不調も改善される可能性があります。
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