脂肪細胞の仕組み
脂肪細胞は子供の頃は成長とともに数も増えていきますが、ある程度成長して大人になったら脂肪細胞の数は決まってしまいます。そして、その脂肪細胞の数が増えたり減ったりすることはありません。
大人になってから太るのは脂肪細胞の数が増えるから太るのではなく、脂肪細胞がふくらむから太るのです。逆に人が痩せるのは、脂肪細胞が縮まるから痩せるのです。
太りやすい体質ってあるの?
結論から言うと、太りやすい体質というのはあります。それは脂肪細胞の多い体を持った人です。脂肪細胞には増えやすい時期と、脂肪細胞の数が決まってしまう時期があります。
ですから、脂肪細胞の数が決まってしまう時期に太っていて、脂肪細胞の数が多く決まってしまった人は太りやすい体質になってしまうのです。逆に脂肪細胞の数が決まる時期に痩せていて脂肪細胞の数が少なく決まった人は太りにくい体質になります。
脂肪細胞が増えやすい3つの時期
一般的に脂肪細胞が増えやすい時期は決まっており、
- 妊娠後期の3か月間ほど
- 生後1年まで
- 思春期
と言われています。この頃に脂肪細胞の数が決定づけられ、肥満になりやすい体質になるかどうかが決まると言われています。
脂肪細胞事態の数は一生変わらない
問題は「一度、増えた脂肪細胞は思春期以降には増減しない」ということです。つまり、思春期までに太っていて、脂肪細胞が多く育ってしまった人は、いくらダイエットをしても脂肪細胞の数は減らないということです。思春期以降にダイエットをして痩せるのは、脂肪細胞が小さくなって痩せるのであって、脂肪細胞の数自体が減るわけではないのです。ですから、太りやすい体質であることに変わりはないままなのです。
幼少期にカロリー過多の栄養失調状態だった子供は、一生、太りやすい体質が続くことになるのです。
子供時代の肥満は一生の問題となる
他方では、乳児期に脂肪細胞が増えることには特に問題はなく、幼児期の肥満の方が将来的に問題になる可能性が高いとする専門家もいます。
3歳ごろから肥満の傾向が見られるようになった子どもは、小学校に入学してからも体重の増加が止まらず、高学年で「高度肥満」と判定される例があるからです。
その後、思春期から大人になるまで肥満が解消されることはなく、健康面でも問題のある状態が続きます。つまり幼児期のうちに肥満対策に手を打っておかないと、将来的にずっと悩みを抱え続けることになるのです。
育児放棄で太りやすい体質に
何度も書いていますが、私は育児放棄の家庭で育ったので、ご飯はチョコレート、キャラメル、ポテトチップス、カップ麺、袋ラーメン、菓子パン、といった食事とは呼べないものばかりでした。
ですから、幼児期から太っており、小学6年生の頃には体重70キロ、高校生の時には体重が85キロもありました。そこで、最初の話に戻るのですが、脂肪細胞が増えやすい時期に肥満だった私は脂肪細胞の数がとてつもなく多い体に育ってしまったのだと思います。
生まれてこの方、65キロ以下に体重が落ちたことがありません。おそらく、私は脂肪細胞の数が多い体に育ってしまい、痩せたとしても60キロくらいが限界なのだと思います。
まとめ
脂肪細胞には、その数が決まる時期があり、その時に太っていると、一生脂肪細胞の多い、太りやすい体になってしまいます。脂肪細胞の数が決まるのは子供時代なので、やはり親の食事管理が重要となってしまいます。今更、親を恨んでもしかたないので、できることから取り組んでいきたいとおもいます。
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