せとちよ料理帖

体重100キロ女のダイエットブログ*超肥満体の食事とレシピの記録

ひき肉の脂抜きの方法・やり方*どうして安いひき肉は脂身が多いの?

ひき肉とは

 ひき肉とは、牛肉、豚肉、鶏肉のそれぞれの肉を、細かく刻んだり、すり潰したものを指します。別名を「ミンチ」とも言います。

安いひき肉は脂身が多い?

 さて、このひき肉ですが安いものは脂分が多いのをご存じでしょうか?

 肉が粉々に挽かれているため具体的にはどんな肉を使っているのか分からないのが、ひき肉の特徴です。そのため、スーパーの安いひき肉は、脂身の多いバラ肉が使用されていたり、商品価値の低いクズ肉が使用されていたりと、あまり品質の良いものではありません。

 また、かさ増しのため、100g当たりの単価を抑えるために、安価である脂身を一緒に混ぜてひき肉にする場合もあるようです。要するに、安いひき肉はどんな肉が使用されているか消費者には分からないということです。

脂身の少ないひき肉がほしい

 自宅で、ひき肉を炒めると大量の脂が出てきて驚いてしまったことはありませんか?肉の脂は、牛脂、ラードなどと呼ばれ、旨味の成分であるとも言われています。ですが、健康面で言えば動物性の脂肪をたくさん摂ることは健康的とは言えません。

 ではどうすれば、脂身の少ない健康的なひき肉が手に入るのでしょうか?

健康食品店、精肉店で「赤身」のひき肉を買う

 なぜ、安価なひき肉には脂が多いのかというと、値段を安くするために、脂身を混ぜ込んでいるからです。ですから、脂が少ないひき肉がほしければ、脂を混ぜ込んでいない「赤身」のひき肉を最初から買ってしまうのが賢明です。

 確かにお値段は少し上がります。ですが、健康のことを考えて、ひき肉の脂抜きをし、脂分を捨てるのなら、その分損をしていますし、油抜きの手間や時間を考えたら、最初から「赤身」を買ってしまうのが得策だと思います。

 ですが、大手のスーパーなどでは消費者が安い商品を求めるためか、赤身のひき肉はなかなか販売されていないのが実情です。

 そのような場合は、精肉店に行き「赤身肉」を注文するのがベストです。ですが、近年は精肉店も減ってきましたから、安全食材を販売している大手の健康食品宅配企業を利用するのも一つの手です。「らでぃっしゅぼーや」「オイシックス」「コープ」などの比較的高級な食材を扱っている食材宅配会社です。

自宅でひき肉を作ってしまう

 自宅でひき肉を作るのはそんなに難しくはありません。赤身や比較的に脂身の少ないヒレ肉、ロース肉などを買ってきて、フードプロセッサーですり潰すだけです。

 我が家では余力のある時は、とんかつ用の豚ロース肉の脂身を切り取り、赤身肉の部分だけを使ってひき肉を作ったりもしています。

 ただ、自宅でひき肉を作る際にはフードプロセッサーを洗うのが面倒だという、たった一つの残念な点があります。

【赤身ひき肉の作り方】

setochiyo.com

ひき肉の脂抜きのやり方

 近くで赤身のひき肉を買えるスーパーがない我が家では、少々手間でも、ひき肉の脂抜きを行なっています。ひき肉の脂抜きの方法はいくつかあるので、ご紹介したいと思います。

脂をキッチンペーパーで吸い取る

 我が家が採用している脂抜きの方法は、キッチンペーパーで肉の脂を吸い取るやり方です。

 最初に肉を炒める時に油は敷かず、生の部分がなくなって脂がしっかりフライパンに出きったところで、フライパンを傾け油を集めます。そしてキッチンペーパーで吸い取ります。

 我が家では400gのひき肉を炒めた際に、毎回キッチンペーパー3枚分の脂を吸い取って捨てています。脂分の重量、キッチンペーパー3枚分の経費、脂抜きをする時間を考えたら、赤身肉を買うほうがいかにお得か分かります。

ひき肉をお湯でゆでる

 次にひき肉をお湯でゆでる方法です。鍋にお湯を沸かし、ひき肉を入れ、火を通します。そして、それをざるにあけ、脂とゆでた水を捨ててしまいます。この際に、大量の脂をシンクに流すのは嫌だと感じる方もいらっしゃると思います。その場合はボウルなどにゆで汁をあけて、冷蔵庫で冷やしてください。しばらくたつと、脂が白い塊になって浮いてくるので、それをごみ箱に捨ててください。

 実はこの方法、沖縄では、ラードの抽出方法として利用されている方法です。豚肉の場合、ゆで汁に残った大量の脂はラードです。そして、この白い脂ラードは、別の料理を作る際の油として利用することができます。

 我が家も貧乏だったころは、この脂抜きした油を瓶に詰めて、炒め物をする時などのラードとして使用していました。

肉に熱湯をかける

 これは油揚げなどの脂抜きや、魚の臭み抜きに使われる手法でもあり、とても手軽な方法です。ざるにひき肉を敷きつめ、上から熱湯を注ぎます。そうすると、いくぶんかの脂を落とすことができます。

 ですが、炒めたり茹でたりした時よりも熱で脂が絞り出される力が弱いので、手軽ですが、効き目の薄い方法です。

肉が団子状の場合の油抜き方法

 以上の脂抜き方法は、ひき肉がバラバラの時の脂抜き方法でしたが、ハンバーグや肉団子、ピーマンの肉詰めなどの肉を一塊にする料理には使えない方法です。ハンバーグなど、ひき肉が団子状の料理の際の、脂抜き方法はどうしたら良いのでしょうか。

 実際には、ひき肉を団子状にした料理の場合、脂抜きは難しいと言えます。ですが、最低限できることは、肉を焼く際に油を敷かず、肉の脂で焼く。フライパンに染み出てきた油をこまめにキッチンペーパーで吸い取るというのが、でき得る方法です。

まとめ

 脂身の多い「安いひき肉」。本来は最初から「赤身肉」を買うのが一番お手軽で経済的な方法だと思います。ですが、精肉店が減った昨今、「赤身肉」もなかなか手に入らない状況になっていると思います。

 動物性脂肪の摂りすぎは血管や内臓に悪い影響を及ぼすので、避けたいものですが、節約を目指している方は、肉から出た脂でラードを作り、他の料理に活かすやり方もありだと思います。

 何にせよ、動物性脂肪の「摂りすぎ」にならないように、ひき肉の脂は一旦処理したほうが良さそうです。

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