我が家では7月は「すもも月間」です。すももが旬の季節を迎えたので、いくつかの種類のすももを楽しんでいます。今回ご紹介するすもも「ソルダム」は7月が旬の真っ盛りです。8月も一応、旬後期ではあるのですが、はやり一番美味しい時期は7月だと思います。
ソルダムの特徴
ソルダムは重量100g前後のものが多く、皮の色が緑色の状態で売っていることが多いです。皮の色は緑でも、中の果肉は赤いのが特徴で完熟すると濃い紅色になります。
ソルダムはアメリカ産の日本すすも
品種は「日本すもも」ですがアメリカで栽培されている「すもも」です。ソルダムは、大石早生の交配種でアメリカで育成され、日本で作られるようになった品種です。一般的には、まだ皮は青いうちに摘み取られスーパーに出回るので、皮が青い状態で販売されていることも少なくありません。皮のほとんどの部分が青い状態でも、中の果肉は赤いという品種です。
上の写真のソルダムは我が家で食べるタイミングを逃し続けたソルダムで、痛む直前くらいまでに熟れているので赤黒くなっています。ですから、一般に売られているソルダムはここまで赤くはないです。ですが、青いソルダムも完熟させると皮の色がしっかりと赤黒くなるとおわかりになっていただけたと思います。
選ぶポイント
色と形・・・縦に入っている切れ込みに対して綺麗に左右対称の物で、色は全体にむらが無く傷やあたって茶色みを帯びた部分が無い物を選びます。表面に白く粉を吹いたように見えるのはブルームとい呼ばれるものです。果実から自然に分泌されている天然物質で無害なうえ、鮮度が良いものほどちゃんと付いているので、鮮度の目安にもなります。
ソルダムの選び方
触ってみて、皮に張りのあるもの、手で持ち上げてみてずっしりと重みを感じるものを選びましょう。また、硬すぎず、やわらかすぎず、グレープフルーツ程度の弾力のあるものを選びましょう。特に柔らかそうな実を買ってしまうと、すぐに食べないで2~3日置いておくと腐ってしまう場合があるので、避けましょう。
また、匂いも確認して、すもも特有の甘酸っぱい香りの高いものを選びたいものです。
ソルダムの保存方法
- ソルダムは乾燥しない様に新聞紙などにくるんでから、ビニール袋に入れ冷蔵庫に入れておきます。なるべく早く食べるようにしてください。
- または、野菜保存袋に入れ、空気を抜いてチャックを閉じるのも良いでしょう。
- まだ青くて甘くないものは、室温で置いて追熟(さらに熟れ)させます。しっかりと紅色になり、香りが高くなって来た頃に試食してみましょう。試食して気に入った頃合いが食べごろです。
ソルダムの味
ソルダムの果肉は非常にみずみずしく、甘いのですが、皮と種まわりの果肉には酸味があります。それが苦手な方もいれば、それが味のアクセントになって良いという方もいます。また皮にはポリフェノールなどの栄養素も沢山含まれているので、我が家では一緒に食べるようにしています。お恥ずかしい話ですが、丸かじりすることもしばしばです。表面の白い粉のようなもの(ブルーム)は、食べる直前に水で洗い流すと良いです。食べても特に害はないので大丈夫です。
ソルダムの食べ方
生のまま単品で食べる。果物はそのままかぶりつくだけでも充分においしいので、調理する必要は感じません。我が家では、そのままかぶりついたり、4等分に分けて切ったりと色々ですが、生で食べることが多いです。
トッピングに使う
タルトや、ケーキ、ヨーグルトなどのトッピングに使うと色が鮮やかできれいです。
加熱調理する
コンポート、ジャムにすると、綺麗な紅いジャムを作ることができます。私が子供のころに見た絵本にすもものジャムというのが載っていて、とてもおいしそうだったのを覚えています。
ピューレにする
ミキサーやブレンダーでピューレにして、クリーム、ムース、シャーベット、アイス、スムージー、焼き菓子などに混ぜてもおいしいです。