せとちよ料理帖

体重100キロ・超肥満体女が脂肪肝と糖尿病予備軍を治した食事

コーヒーの焙煎度合いの色見本

コーヒーの焙煎度合い(英語)

 コーヒーには8種類の焙煎度合いがあります。左から順に、以下の焙煎度合いの呼び方で呼ばれています。

  • ライトロースト
  • シナモンロースト
  • ミディアムロースト
  • ハイロースト
  • シティロースト
  • フルシティロースト
  • フレンチロースト
  • イタリアンロースト

コーヒーの焙煎度合い(日本語)

 自家焙煎珈琲店でも8種類の焙煎度合いの豆をそろえているお店は少なく、だいたい、上の写真の焙煎度合いの左から3種類の豆が流通しています。一番右くらいの色の豆はあまり流通していないのが現実です。日本語で呼ぶなら、左から以下の4つの呼び名で呼べると思います。

  • 浅煎り
  • 中煎り
  • 中深煎り
  • 深煎り(極深煎り)

浅煎りの流行で本物の極深煎りが買えない

 近年は浅煎りのコーヒー豆が流行したらしく、流行に乗った方達による浅煎り豆の購入が増えたためか、深煎り、極深煎り(イタリアンロースト)の豆を購入できる店が減っています。

 浅煎りと極深煎り(イタリアン)を並べてみました。私は、テカテカに光っている真っ黒なイタリアンローストが大好きなのですが、今の流行ではないので、地方の自家焙煎珈琲店から取り寄せている状況です。

 「東京珈琲四天王」と呼ばれている自家焙煎珈琲店からコーヒー豆を取り寄せたこともありますし、最寄り駅の近くの自家焙煎珈琲店のほとんどをめぐりましたが、「極深煎り」と書いてあっても、「フルシティロースト」程度の煎り加減だったりするので、がっかりすることもしばしばです。

35年前から自家焙煎珈琲店に勤務

 私は35年前10代から自家焙煎珈琲店で働いていました。今でこそ「スペシャリティコーヒー協会」が権威を持ち、「スペシャリティコーヒー」の名前を名乗っていれば「おいしいコーヒー」だと思われがちです。ですが、当時はまだ「スペシャリティコーヒー協会」がなかったので、「自家焙煎珈琲」と言えば、コーヒー職人が研究しつくして焙煎するものでした。

 私が勤めていたお店では、原産国や焙煎度合い、ブレンド具合によって25種類程度の豆が用意してあり、お客様のお好みでお買い求めいただいていました。

 私が勤めていた自家焙煎珈琲店では、毎日の気温、湿度、焙煎時間などをノートに記録していました。なぜなら、毎日同じように焙煎していると、気温や湿度が変わった時に、焙煎度合いも変わってしまうからです。ですから、ノートの情報を頼りに焙煎途中で焙煎機の中の豆の状態を見ながら、どんなに焙煎環境が変わっても焙煎度合いが一定になるように調整していたのです。

自動焙煎機に思うこと

 最近は、自動焙煎機でコーヒー豆を焙煎するお店も増えてきています。そういったお店は、「注文してから豆を煎る。」、つまり「新鮮な豆」が手に入るというのが売りです。ですが、実際にはコーヒー豆というのは焙煎してから2~3日目から味がなじみ、落ち着き始めるので、私自身は煎りたてのコーヒー豆の味はあまり好きではありません。

 また、最近、イタリアンロースト(極深煎り)の豆が手に入らない理由のひとつに、「自動焙煎機」の普及が関係しているようです。私は職人の焙煎を見てきましたから、「ダブル焙煎」という、煎った豆を一旦焙煎機から取り出して、もう一度焙煎し、極深煎りにするというやり方を知っています。

 ですが、最寄り駅近くの自動焙煎機を使っているコーヒー豆屋さんに「真っ黒な豆がほしいんです。」というと、「うちの焙煎機だと、この色までが限界なんですよね。」と「フルシティロースト」の色の豆を指さして言われてしまいました。ですから、「ダブル焙煎とかはしないんですか?」と聞くと、その店主は「ダブル焙煎」の存在をご存じありませんでした。

 そのやりとりのおかげで、私は「ああ、自動焙煎機の普及で様々な知識や経験がなくても、焙煎士ができるようになったんだなぁ。」としみじみしてしまいました。

まとめ

 我が家では、私も夫も発達障害の気質があり、味や香りにこだわりが強い面があります。私は、本当に真っ黒でテカテカに光っているイタリアンローストが大好きなのですが、まだ関東で真っ黒なイタリアンローストを購入できたことはありません。

 個人的には、注文してから豆を焙煎してくれる自動焙煎機の普及や、スペシャリティコーヒー協会の権威を持っているお店かどうかは、私がコーヒー豆を購入する際の基準にはなりません。毎日、気温や湿度を測るような職人気質の焙煎士が焙煎している豆が、一番味や香りが安定しているので、個人的にはオススメです。

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