せとちよ料理帖

体重100キロ・超肥満体女が脂肪肝と糖尿病予備軍を治した食事

海ぶどうの塩漬けは本物の海ぶどうとは別物・塩漬け海ぶどうの戻し方

沖縄料理店で出会った「海ぶどう」の衝撃

沖縄出身の友人に連れられて初めて訪れた沖縄料理店。料理が出てくる前に提供された「つきだし」が、私の人生を少し変えました。
それが、「海ぶどう」。丸くて透明感のある緑色の粒が、ひとくち噛むとプチプチと弾け、ほのかな塩味と海藻らしい旨みが口いっぱいに広がります。あのときの衝撃的なおいしさは、今でも忘れられません。

私はもともと沖縄料理が大好きですが、頻繁に外食できるほど金銭的に余裕があるわけでもなく、沖縄料理店は「ごちそう」的存在。そのため、しばらく海ぶどうにはお目にかかれませんでした。

スーパーで見つけた「海ぶどうの塩漬け」

ある日、近所のスーパーで沖縄フェアが開催されていました。その中で目に留まったのが、「海ぶどうの塩漬け」。
プラスチックパックの中に、塩でまぶされた海ぶどうが入っており、「水で戻すと本来の食感がよみがえる」と書かれていました。あの感動が家でも味わえるかもしれない!と即購入。

海ぶどうの塩漬け、戻してみたけれど…

説明書に従って、水で塩抜き。だいたい5〜10分ほどと記載があったので、5分ほど水にさらしてみました。
…が、食感はややプチプチ感に欠け、塩味も中途半端でなんだかぼやけた味に。

ではもう少し長く水に浸せば?と思って、10分以上浸したところ、今度は確かに塩味は抜けたものの、肝心の旨味まで抜けてしまい、ただの海藻っぽい何かに。

何度か試しましたが、なかなか「お店で食べたあの海ぶどう」の味には近づけません。

そもそも塩漬けの海ぶどうって沖縄では普通?

「私の戻し方が悪かったのか?それとも加工のせいなのか?」と悩んだ私は、沖縄出身の知人に率直に聞いてみました。すると返ってきたのは、意外な言葉。

「え?海ぶどうの塩漬け?沖縄では見たことないよ、生が普通だよ」

まさかの一刀両断。沖縄では海ぶどうは「生で売られているのが当たり前」とのこと。スーパーの特産品コーナーや、物産展で見かける塩漬けの海ぶどうは、いわば「観光客向けの商品」らしいのです。

沖縄出身の友人の評価も厳しい

さらに、別の海ぶどう好きの友人(非沖縄出身)も、塩漬けタイプを購入したことがあるとのこと。
しかしその感想はというと——

「ああ、あれは無理。まずいよ。あれで海ぶどう嫌いになられたら困るレベル。もう二度と買わない」

とバッサリ。どうやら私だけではなかったようです。

生の海ぶどうを手に入れるには?

では、本当においしい「生の海ぶどう」はどこで買えるのでしょうか?

  • 百貨店の沖縄物産展
  • 沖縄アンテナショップ(銀座わしたショップなど)
  • 一部のネット通販(冷蔵発送/生)
  • 沖縄現地の直売所や道の駅

生の海ぶどうは要冷蔵で日持ちがしないため、なかなか流通が難しいのが現実。それゆえに塩漬けタイプが流通しているわけですが…やはり味は「別物」でした。

【参考】海ぶどうの塩漬けの戻し方と注意点

どうしても塩漬け海ぶどうを試したい場合は、以下のように戻すのが一般的です。

軽く水洗いして塩を落とす

冷水に5〜10分程度浸ける(氷水だと食感が締まりやすい)

味見しつつ、塩気と食感を確認

水から上げたらすぐ食べる(長時間放置NG)

ただし、前述のとおり、どんなに丁寧に戻しても「生」の食感にはなりません。あくまで「海ぶどう風の何か」と割り切ることが必要です。

出来上がりはこんな感じなのですが、お店で食べたときの感動はありませんでした。 

結論:海ぶどうを買うなら「生」一択

沖縄料理店での出会いがあまりにも印象的だったため、自宅であの味を再現しようと期待してしまいましたが、結論から言うと「海ぶどうの塩漬けはおすすめできない」というのが私の体験から得た教訓です。

食感、味、見た目——どれをとっても「生」には敵いません。

もし本当においしい海ぶどうを味わいたいのであれば、少々高くても生タイプを購入することを強くおすすめします。

また、沖縄旅行の際にはぜひ現地で新鮮な海ぶどうを味わってみてください。海ぶどうの本当の魅力が、きっとそこにあります。

まとめ

  • 海ぶどうの塩漬けは、沖縄では一般的でなく観光向け商品
  • 戻し方によってはある程度楽しめるが「生」には遠く及ばない
  • 味も食感も本物とは別物。初めて食べる人にはおすすめできない
  • おいしく食べたいなら、生の海ぶどうを探そう

【おすすめ商品】生の海ぶどう

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