
こんにちは。今回は、「過食衝動」「リバウンド」「体重と自己肯定感」について、私自身の体験をもとにお話ししたいと思います。
体重が気になって仕方がなかったあの頃
35キロのダイエットに成功して以来、私は「痩せたい」という気持ちに強くとらわれていました。振り返ってみると、その思いは「健康になりたい」から始まったはずなのに、いつしか「数字」と「見た目」に囚われ、食事も気持ちも極端になってしまっていたのです。
過去に糖尿病予備軍と診断され、脂肪肝もあると言われたことがきっかけで、私は本格的なダイエットを決意しました。当時の体重は65キロ。医師の指導のもと、食事を見直し、ウォーキングや半身浴など日々の習慣を整えることで、血糖値は正常値に戻り、脂肪肝も改善しました。
それだけでも十分に成果があったはずでした。それなのに、私はなぜか満足できなかったのです。
理想の「数字」に固執してしまった私
体調も良くなり、医師からも「この状態を維持しましょう」と言われていたのに、私は「もっと痩せたい」と思い続けていました。おそらく、その理由のひとつは「周囲の目」だったのだと思います。
BMIの数値、雑誌に載っているモデルの体型、SNSで見かける美しい人たち。そういった「外から与えられた基準」に、自分の価値を重ねてしまっていたのです。
「痩せなければ美しくない」「65キロではまだ重い」「もっと絞らなければ」と思い込んでしまい、そこから無理なカロリー制限に走ってしまいました。
低カロリー食を続け、栄養バランスも無視してしまう日々。満腹感が得られない食事に不満を感じ、それが強いストレスとなって、やがて「過食」というかたちで爆発してしまいました。
過食が止まらなかった日々
気づけば私は、「痩せたい」→「制限する」→「我慢が限界に達して過食する」→「罪悪感でさらに制限する」→「我慢が限界に達して過食する」…という悪循環に完全にはまっていました。
過食のたびに自己嫌悪に陥り、さらに「なぜ痩せられないのか」「私はダメな人間なのか」と自分を責め続けていました。
そして、ついに体重は75キロまで増えてしまいました。最も軽かった65キロから、10キロのリバウンドです。
あれほど頑張ったのに、すべてが無駄だったように思えて、とてもショックでした。ですが、そんな中、ふと立ち止まって考えるきっかけがありました。
「なぜ私はそんなに痩せたかったのだろう?」
過食で胃が痛くなり、食べ物を見るのもつらい日がありました。そんな朝、私は自分に問いかけました。
「私はなぜ、こんなにも体重にこだわっているのだろう?」
そう考えたとき、はっとしたのです。人間には生まれ持った体質があることを、私はすっかり忘れていたのです。
背が高い人、低い人がいるように、太りやすい人、痩せやすい人がいる。それは、努力だけではどうにもならない部分もある「個性」の一つではないでしょうか。
私は小学校高学年で70キロ、高校生のときには85キロあった経験があります。つまり、子どものころから脂肪細胞の多い体質で育ってきたのです。
それなのに、「他人と同じ基準で痩せなければ」と思い込んでいた私は、無理な減量を自分に強いていたのだと思います。
「健康」と「見た目」は、イコールではない
私は、65キロのときにすでに健康な状態を手に入れていました。血糖値も正常、脂肪肝も改善し、体も軽く、日々の活動も楽でした。
それなのに、なぜ私はそこで満足できなかったのか。
それは、「健康」よりも「見た目の美しさ」、もっと言えば「他人の評価」に自分の価値を委ねてしまっていたからです。
自分自身では気づいていませんでしたが、SNSで理想的なボディを持つ人を見ては落ち込み、「自分もああならなければ」と、無意識化で感じてしまっていたのだと思います。もともと、自分に対しても、他人に対しても「ふくよかな体型が好き」と公言している私がです。刷り込みというのは本当に怖いものです。
私のベスト体重は、私自身が知っている
65キロのとき、私は何を食べてもあまり体重が変動しませんでした。逆に、そこから減らそうとした途端、過食が始まり、体重が一気に増えてしまいました。
今振り返ると、65キロというのは私の体にとって、無理なく保てる「ベストな体重」だったのだと思います。体や脳が「もうこれ以上は危険だよ」と、過食というかたちで警告を出していたのかもしれません。
もちろん、75キロまで増えてしまった今は、もう一度65キロに戻す努力をしているところです。ですが、今度は「痩せること」を目的にはしません。
「体が楽で、健康で、自分らしく過ごせる体重に戻る」ことを目指して、丁寧に生活を整えたいと思っています。
最後に
「痩せる=正しい」「太っている=悪い」というような単純な図式に、自分を当てはめてしまうのは、本当に苦しいことです。
人間は一人ひとり違います。体重も、体型も、理想の健康状態も、それぞれに「その人らしいかたち」があるはずです。
過食を繰り返し、リバウンドを経験した私だからこそ、今、心からそう思います。
この記事が、誰かの心を少しでも軽くできたなら幸いです。自分の体と心に、優しくありたいですね。
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