せとちよ料理帖

体重100キロ・超肥満体女が脂肪肝と糖尿病予備軍を治した食事

大人の発達障害(ADHD)と過食・食べすぎの深い関係|衝動性が食欲に与える影響

ADHDと過食の関係

ADHDの衝動性は「行動を抑えられない」「今すぐの報酬を強く求める」「待つのが苦手」という特徴を持ち、これが「つい食べてしまう」「過食につながる」主な原因につながります。

以下に「ADHDの特性を持つ場合、何故過食につながるのか?」の理由を具体的に述べていきたいと思います。

1・衝動性

ADHDは、衝動性が強く、衝動的に「食べたい!」と思ってしまい、なおかつ衝動的にコンビニなどに過食食材を買いに行ってしまいがちです。その衝動性が、食欲を我慢できずに「つい食べてしまう」につながってしまいます。

また、ADHDの特徴には多動性もあり、勉強をしていても、机の上に爪切りがあったら爪を切ってしまったり、スマホが目に入ったらスマホを見るなど、あちこちに気が散りがちです。インターネットで動画を見ていて、食品の広告などを見てしまった場合も、その広告から刺激を受けて食べ物を食べたり、買いに行ったりしがちです。

2・報酬系の特徴

 ADHDでは脳内のドーパミン報酬回路の働きが弱いとされています。報酬系の反応の違いにより、手軽に強い報酬を得られる「甘い物・脂っこい物」引き寄せられやすいという特徴があります。結果として「選食(甘い物・脂っこい物ばかりを選ぶ)」「過食」のパターンが出やすく、そういった食べ物に依存しやすくなるのです。

3・感情調整の難しさ

ADHDの場合、生物学的には前頭前野(抑制・計画)機能の低下とドーパミン等の報酬系の違いが関与し、情動(イライラ・不安)や環境トリガーと結びつくことで過食が起こりやすくなります。イライラや不安を食べることで落ち着かせようとする「情動性過食」になりやすいという特徴があります。

認知的抑制の低下(トップダウン制御の弱さ)

前頭前野(特に背外側前頭前野など)の働きが弱いと、目の前の行動を「やめる」「遅らせる」ことが難しくなります。ですから、目の前に甘い物や脂っこい物があると「我慢する」より「食べる」ことを選びやすいのです。

遅延割引(delay discounting)と即時報酬志向

ADHDの特性は、「将来の利益」を低く見積もり、「即座に得られる快感(甘い物を食べるなど)」を優先しやすいのも特徴です。ですから、将来のスリムな体型よりも「今すぐの満足」である「食べること」を選んでしまいがちなのです。

情動調整(情緒的衝動)

ADHDは感情の起伏・ストレス耐性が低いことが多いのも特徴です。「不安・イライラ→食べることで気分を落ち着かせる(ネガティブリインフォース)」というサイクルが形成されやすいため、過食につながりやすいのです。

内的感覚のズレ

ADHDは、実際に体が感じていることと、脳が認識してしまう内容が違ってしまう場合があります。実際は「お腹がすいている」だけでも、それを「食べたい」という欲求だと勘違いしてしまったり、ストレスや眠気を「お腹が空いた」と間違えて認識して食べてしまうことがあります(内受容感覚の取り違え)。

生活リズムの乱れ

ADHDは、その衝動性・多動性から睡眠や日課が崩れやすく、不規則な時間に食べてしまいがちです。かくいう私も、1日中思いついた時に食べずにいられなかったり、午前2時~4時に眠れず、衝動的に深夜の散歩やポタリング(自転車走行)に出かけてしまったりします。結果として、深夜に活動したり、食べたり、逆に昼間に長時間眠ったりと、規則正しい生活を形作ることが非常に困難です。

そして、不規則な生活や睡眠不足は(食欲の)抑制力を落とし、体が食べ物という報酬を求めやすい状態になってしまいます。食欲を上げるホルモン「グレリン」や、食欲を下げるホルモン「レプチン」を通して食欲そのものも高めます。

まとめ

ADHDの特性は、過食を招きやすい特性を持っています。努力が足りない、我慢が足りないなどといった精神論で解決する問題ではありません。ですが、ADHDに効果のある薬を病院で処方してもらいつつ、生活習慣を整えることで、ある程度対処できる場合もあります。

後日、ADHDの薬について私の体験談も含めて記事にしたいと思いますが、ADHDで過食が止まらない場合は、医師と相談してみると良いでしょう。

★応援クリックしていただけるとうれしいです★

 ↓ ↓ ↓

にほんブログ村 ダイエットブログへ にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 摂食障害へ にほんブログ村 ダイエットブログ 体重3桁(100キロ超)のダイエットへ