- 睡眠関連摂食障害とは
- 睡眠関連摂食障害の原因・症状
- 睡眠関連摂食障害のリスク
- 私はこの睡眠関連摂食障害です
- 睡眠関連摂食障害からくる家族との軋轢
- 朝起きると散乱している食べ物の残骸
- 睡眠関連摂食障害の治療法
睡眠関連摂食障害とは
睡眠関連摂食障害(すいみんかんれんせっしょくしょうがい)は、睡眠した状態で歩き出し、食物を食べる病気です。
睡眠関連摂食障害の原因・症状
神経性大食症(過食症)が睡眠時に現れるもの。原因は主にダイエットによるストレスで、また食事制限をすることによって食欲が満たされないために、睡眠時に睡眠状態のまま歩き出し、過食してしまう。食べて満足すると、そのまま寝床へ戻る。これらの症状が睡眠時に無意識に起こるため、症状を自覚しないことが多い。睡眠時に大量に食べてしまうといった症状がほぼ毎日のように繰り返されるため、ダイエットをし始めた後体重が増加するのが特徴。食べた形跡(皿、お菓子のパッケージなど)が残ることが多い。家にある食べ物が無意識のうちになくなるため、自分のためにある食べ物を食べられたとして家族を責めることがある。
睡眠関連摂食障害のリスク
睡眠関連摂食障害によって体重が増加し肥満が悪化するため、肥満が原因の病気(合併症)を発症しやすい。また、眠ったままで電子レンジ、包丁、コンロなどの調理器具を使って調理するといった行動を取ることもあるため、怪我ややけどのリスクも伴う。
家に食べ物を置かないなどの対策をとると、眠ったまま車や自転車を運転して食べ物を買いに行ってしまったり、眠ったまま徒歩で食べ物を買いに外出してしまったりしてしまうので、交通事故にあうという観点からも非常に危険です。
テレビで睡眠関連摂食障害について特集があった時がありました。その番組の内容では、すぐに食べられるものを台所に置いておかないようにしたら睡眠中に料理をしてでも食べてしまう。絶対に食べ物を取り出せないように冷蔵庫・食料庫に鍵をかけたら、愛犬のドッグフードを夢遊病で食べてしまったとのこと。
また家に何も置かないようにすると、上記の通り睡眠状態で車や自転車でコンビニに食べ物を買いに行ったり、寝たまま外食して無銭飲食してしまうケースもあるようです。睡眠中なので意識や行動を自分でコントロールできる状態ではなく本能・欲望のままに行動してしまうので、外出先で何をしていたとしても非常に危険です。
私はこの睡眠関連摂食障害です
実は、私もこの病気です。夜中に夢遊病で料理をして食べたり、コンビニに自転車で大量に食料を買いに行ってたべたり、ひどい時にはこんなこともありました。
私自身も深夜に睡眠状態のままファミレスに行って食事をし財布を忘れて、後で支払いに来ると運転免許証を置いて店を去ったそう。ですが、私は夢遊病で外食していたので次の日の朝にはファミレスに行ったことを忘れてしまっていて、飲食代を踏み倒した状態になっていました。
そして、2~3日後に警察から電話があり、私がファミレスの飲食代を踏み倒していることを教えてくれました。私はファミレスに行き、平謝りに謝り、飲食代を支払ってゆるしてもらったのでした。
睡眠関連摂食障害からくる家族との軋轢
自分では、夜中に自分が食べたことを全く覚えていないので、同居している夫に、「冷蔵庫の中の○○食べなかった?」としつこく聞いて、夫を怒らせたこともあります。
また、私が夜中に食べ物を食べようとしたり、コンビニに行こうとしたらとめてほしいと夫にお願いしたこともあります。ですが、眠った状態で理性がとんでいるので、夫に食べるのをとめられると、私が怒り狂って怒鳴ったり、暴れたりしてなんとしてでも抵抗して食べ物を食べようとするのだそうです。凶暴になって暴れる私をとめる夫のつらさを考えると、とてもそんなことを頼めないと、結局、夫にとめてもらうという対処法はあきらめました。
朝起きると散乱している食べ物の残骸
朝、起きると菓子パン・チョコレート・スナック菓子、コンビニ弁当、おつまみ、などなどの残骸が台所や布団の横に散乱していて、心底がっかりしてしまうのです。がっかりどころか、悔しくて悔しくて、1日中そのことばかり考えてしまいます。どうやったら治るのだろう。どうやったら痩せるのだろう。
ダイエットはやめたくないけど、ダイエットすればするほど「夢遊病過食」がひどくなり昼間あれだけつらい思いをして食べるのを我慢したのに夜中、全く覚えていない間においしいものをあびるほど食べているなんて昼間の我慢がむくわれない。
メンタルクリニックに相談したこともありましたが、すぐに症状が劇的に改善するような治療法はないようです。結局、どうやったら症状が改善するか、全くの手探り状態。
睡眠関連摂食障害の治療法
そのテレビの睡眠関連摂食障害の特集では、昼間のダイエットのストレスの反動から、夜中に無意識に過食をしてしまうので、症状を落ち着けるためにはダイエットをやめるしかないとのことでした。
ですがダイエットを中止してしまったら、肥満が治らないのは確実。出口が見えない病気です。精神科に行っても、何回か医師が変わっても、睡眠関連摂食障害についての解決策は提示してもらえませんでしたし、過食嘔吐の女性から聞いたところによると、過食嘔吐は難病指定されているくらい治療法の分からない病気なのだそう。睡眠関連摂食障害も多分、まだ研究が進んでいないのだろうから、明確な治療法はなさそうです。
本当は5月3日から始めていたダイエットですが、この睡眠関連摂食障害が出てしまい、深夜に何を食べたかもわからず、心が折れて5月5日からリスタートしました。
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